2018年9月26日水曜日

信州カフェ巡り【松本編】

前回の長野市に引き続き、長野県松本市を訪れた日の回顧録です。
(かなり遡った写真のため画質が悪いことお許しください)



★あずさに乗る


最後に松本を訪れたのは2016年のプレディスティネーションキャンペーンを開催していた時期。

そう、この2016年、新宿~松本を結ぶ特急あずさ50周年の年でもあり、立川からあずさに乗って松本入りしたのでした。あずさ、松本市を流れる梓川から命名されています。



甲州勝沼で、通過するあずさを何本も見送っていた日から、ずっとあずさに憧れていました。





個人的に、松本城が好きすぎて実は4度ほど登城しているのですが、松本城は死ぬまでに何度行っても飽きない場所だと思います。

松本市の公式Twitterで入城何分待ち、とかいう情報を見る度に、あぁ人気なんだなと思いながらいつも「今日の松本城」更新を楽しみにしているのでした。


★お城だけじゃない‼民藝と水のまち



民藝とは、大正時代に柳宗悦によって起こされた思想。
日常的な暮らしの中で使われてきた手仕事の日用品の中に「用の美」を見出すこと。

無名の職人が作った普段使いのものにも美を見出す、手仕事から生んだ日用品をアートに、と私は噛み砕きました。

現代では見直されてきたことですが、昔はやや受け入れ難い思想だったようですね。

民藝についてはこちらを参照ください→http://www.nihon-mingeikyoukai.jp/about/


日本各地にある民藝ですが、松本はその色が濃い印象を受けました。

そんな松本、街中をぐるぐる散歩して、見つけたものを紹介します。



【珈琲美学 アベ】

松本駅を出てすぐの大通り沿いにあります。
吉本の長野住みます芸人さんが紹介していた記事を読んで、気になって行ってみました。

すてきな純喫茶でした!!
ここを求めて来られる客人も多いようで、立ち替わり入れ替わり、席はずっと埋まりっぱなし。
席ごとに掛けられた絵がとても印象的で、これも珈琲を美味しくする影の立役者。
メニューも豊富なのが嬉しいところ。

松本に着いたらここからスタートを切ろう!!






民芸のまちと言えるのはギャラリーの多さ!

【キルシッカ】

北欧雑貨や暮らしのデザイン雑貨を取り扱っています。
そのかわいい階段に引き寄せられて、2階へ。
ただお邪魔しただけなのに、オーナーのお母さんがコーヒーを淹れてくれて、
お喋りして帰りました。


通りは土蔵造りのなまこ壁の建物が並び、街をうろつくだけで気分が上がります。
草間彌生さんが松本市ご出身のためか、あらゆるところで水玉模様がみられました。
循環してる松本市バスも水玉模様!






【ギャラリー灰月】


ガラス張りの建物の2階。
生活雑貨を作家さんごとに紹介・販売しています。
この日は丁度、ガラス作家の方の展示があって、本人からの解説を聞かせてもらいました。
若い作家さんなのに、ご自分の窯を持っているそうで、作品からもひしひしと伝わってきますが、まさに直に全国区になるであろう敏腕ガラス作家さんでした。

作家の卵、いや、生活道具の作者と接点になるギャラリー、こういう場所が多いのも松本ならでは、ですよね。☺






【cafe  matka】

マトカ、とはフィンランド語で“旅”を意味するそうです。
松本に訪れた旅人である私を、歓迎してくれたお店です。


カフェマトカさんは、2018年4月に閉店してしまったそうです。

それを知ったのはこの文を書くときに、マトカさん元気かなーと思ってブログを開いた
ショックで手が震えました。
牛タン県にお引越しされたようです。


好きなカフェが閉店する寂しさは何度も味わったことがありますが、遠い分、何度も行けなかった分、ショックが大きいです。。。
今度松本に行くとき、何を目的に行けばいいのか、、、再訪の夢は叶いませんが、こんな場所があったんだよ!とだけでも紹介させてください。

マトカさんには2度ほど訪れています。
ゲストハウス東家さんでいただいたマップを頼りに。あ!!ここは私にピッタリなのではないか⁉行ってみよう!と思ったのがきっかけでした。

ご夫婦でお店をされていて、パン職人の旦那さん、珈琲焙煎家の奥さんがお互いの分野を生かしてお店をされていました。

それはそれは、美味しくて、お二人の空間にも癒されて、のんびり過ごせて、松本の旅がこんなにも充実したものになったのは、このお店のおかげでした。


2回しか行けなかったのは本当に残念で仕方ないのですが、このお店の記憶は永久保存!

もし牛タン県でお店を開くことがあるなら、必ずや訪れたいと思っています!


本当にありがとうございました!



【パン屋サパンジ】

ハード系からソフト系まで種類豊富な数が並びます。

次々にパンが焼けてきて、「○○焼きたてでーす」と美味しい匂いが!

お会計するときに「もう色々売り切れが出ちゃって、数が少なくなっててごめんね~」
と声をかけられましたが、これで少ないというのか!
驚きの売れっ子パン屋さんです。
敷地内の湧き水に、鯉?の小さいのがいるよ。

サパンジのパンは、帰りのあずさで美味しくいただきました。



★おわりに

市内あらゆるところにお水が湧き出ています。アルプスの伏流水で、そのまま飲んでも大丈夫だそうです。井戸はいろんなデザインがあって、湧き水巡りも楽しい水の街。

松本の人に、水が美味しいから珈琲も美味しい、と教わりました。


そんな松本のマンホールは、民芸品の松本てまり。

数あるお城の中で、松本城が一番好きです。

観光地ではない、場所にスポットライトを当ててみました。
いろんな人と会話を交わしたことがきっかけかもしれませんが、
旅人に優しく、ウェルカムな雰囲気が印象的です。いい場所・いい時間、ありますよ。

最後までお読みいただき、ありがとうございます☺

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