京都府の最南端であり奈良県との県境に位置する、山城の国は木津川市。
恭仁京という都が置かれた地でもあり、文化的には奈良に近い。鉄道は近鉄京都線・JR奈良線・大和路線、学研都市線が通り、かつては大仏鉄道という歴史遺産と化した鉄道もあったこの地。
どちらかというと、車があった方が便利(いや、必須か?) な土地。
行ってみたい未開の場所がたくさんあります。
今回、奈良の友人がお車を出してくれることになり、木津川市(旧木津町、旧山城町、旧加茂町)をぶらり。溢れんばかりの緑を堪能しました。
自然のある京都府南部の散策にお役立て頂ければ幸いです。
【木津川市情報発信基地kichikichi】
市の情報発信基地として、カフェ営業や様々なイベント開催、貸しスペースとして活躍しています。
キチキチ、かわいらしいネーミングです。正式名称(↑)だと長過ぎるので、愛称としてキチキチと呼んでね、みたいな感じでしょうか☺
教育相談室前は情報コーナー。まさに、基地!!充実しております。
ギャラリーであるかのように、自然をうまく利用したモノが並びます。
学生の頃は理科が苦手でして、フラスコや数式を見ると、うぅっ( ;∀;)と拒絶反応が出そうでしたが、それを上回るほど、教材を素敵に活用されていて、むしろフラスコに花を生けたくなりました。
こんなとこに置かれる梅酒の瓶や、メニューボードの黒板、手動かき氷機、作家さんの手作り品・・・楽しい理科準備室です。
ランチは地産地消を目指して木津川市(またはその周辺地域)で採れたもの、育てたものがメニューに組み込まれています。
この日は親子丼とお味噌汁に小鉢のランチでした。
市役所と連動しているためか、カフェは平日のみ営業。
基地を切り盛りする、フレンドリーで気さくな木津川のお母さん方に、会いに行ってみてはいかがでしょうか☺
木津川市役所では、いづみ姫が迎えてくれます!
(一級河川 木津川は万葉集にも詠まれた時代、いづみ川と呼ばれていたのです。)
【Muffin Gic Cafe】 マフィンジック カフェ
よく広告や口コミを見ますが、初めての入店。奈良からも車で訪れやすい国道24号線沿いにあります。
広い駐車場もあるので、お車でも安心です。マフィンを使ったガッツリランチから、スイーツまで、幅広いメニューが用意されていました。
この日は、甘いマフィン(種類豊富なアレンジマフィン!!)と、
お食事用のマフィン(シンプルなプレーン生地で、好みの具を挟んでカスタマーできるタイプのマフィン)
の二種を買うことにしました。
マフィンジックのマフィン一覧を入れてくださり、種類の多さにびっくり。
選ぶのも楽しい。お持ち帰りもできます。
【NAKAYAMA COFFEE】中山珈琲焙煎所
木津の市街地からは離れて、加茂町の方へ。山道を抜け、新興住宅街を抜け、見晴らしの良い山と田んぼに囲まれた絶景のロケーションに、深呼吸。加茂こそ未開の地でした。
いきなり現れたおしゃれな珈琲焙煎所、、ですが何度かこのコーヒーには出会っていたのです。
以前書いた記事で、奈良のカフェ『minamo』さんを紹介したときに、こちらのコーヒー豆を使っていると書きました。
http://citron100.blogspot.com/2018/02/minamo.html
コーヒーフェスティバルにも出店されていましたね。
焙煎所なので、直接豆を購入することもできます。
私はラテ、友人はアフォガードを注文し、見渡せる風景を楽しみながら、美味しくいただきました。
店内はカウンター3席とテーブル1席程度の小さなカフェスペース。
試験管やシャーレといった実験器具の素敵な使い方。こういう魅せ方も学びたいところ。
マンホーラー的余談。
木津川市のマンホールは木津の渡し船の図案。
三重県の伊賀川から合流、名張川から木津川にながれ、最後は宇治川・桂川と合流し淀川になって大阪湾へ。
物資を運ぶ要所でもあり、奈良時代は大仏殿建立のために一役買い、木の津と呼ばれるようになったそうです。
周辺には茶畑が多く、あの福寿園さんの本社・工場があります。
これは次回の課題。
お読みいただきありがとうございます☺
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