9月~10月を彩るコスモス。
一面に広がるコスモス畑があると聞いて、奈良県は橿原市、藤原京へいざ行かん!
今回の散策の友は生粋の奈良市民の友人。般若寺もコスモスで有名で綺麗ですがせっかくなので遠出して、一面のピンク色を期待して藤原京へ。
☆☆☆
というわけで、降り立ったのが近鉄大和八木駅。調べたところによると、橿原市コミュバスが『奈良文化財研究所藤原宮跡資料室前』まで運んでくれるとの情報だったので、バス停を探し、、、たのですが、、、な、な、なんと、
土日祝は運休!?平日も全然バスがない
コスモス見させる気ないな、橿原市。これだから奈良県は、、ってバカにされる一因見つけちゃったよ。これではせっかく来てくれた観光客もリピートしないよ!!
と叫びたいもんですが、財政赤字なのも分かっています。
歩こう!!!もちろん!
八木から歩いて30分ぐらいでしょうか。途中の伊勢街道(ここは大阪から伊勢参りに通る宿場町なのだ)沿いの、古い街並みや当時の旅籠を公開しているところもあって、のらりくらり道中も楽しいものでした。
やっと着いたよ、藤原京!
最初の文章から一枚目の写真までかなりかかってしまったので、この日の最高に綺麗なコスモスにトップを飾っていただきましょう!!か弱いかれど、一つ一つが可憐で美しいんですよね。色も実はいろんな色があって、白、黄色、オレンジ、ピンク、濃いめのピンク、紅色に近いピンク、、言葉に表すとこれぐらいしか表現できませんが、ピンクのグラデーションは個々をちゃんと見ると言葉で表せられないほどの色が存在するのです。
はい。最高に綺麗な写真からは戻って、真面目な話、先月の不安定すぎる天候を引きずってか、雲行きが怪しくなってきて、まさかの小雨が降ってきたのです!!これは私が雨女という非科学的な事象を超えている、まさかの出来事!
専用駐車場「コスモス」の旗も相当たなびいています、、。
怪しい雲行きのなかの、藤原宮遺跡。まだ世界遺産ではないけれど、平成19年の世界遺産暫定リストまでは残ったそう。
しかし、大勢の方は藤原京と聞いてもぱっとしないイメージでしょう。
ざっと簡単に歴史の教科書を思い出すと、身近に感じるかもしれませんよ(・o・)
藤原京とは!
天武天皇の遺志を受け継いだ持統天皇(夫婦)が飛鳥の地から遷都し、持統・文武・元明天皇三代に受け継がれた日本最初の都で、わずか16年間の都でしたが、この16年で日本の礎を築いたのです。(すごいよ!)
こういうこと↓
・条防制はこれから後の都の直線道路スタイルになった(平城京・平安京のモデルになる)
・貨幣を採用し、今に繋がる貨幣経済へ
・大宝律令が制定され、今に繋がる省庁(二官八省)の仕組みへ
藤原京を見守った大和三山
ぽこっとした可愛らしい丘のような山が藤原京内の三方にありました。和歌にも詠まれ、愛されていたことが分かりますね。
↑畝傍山(うねびやま)。橿原神宮方面に位置します。
↑耳成山(みみなしやま)。藤原宮の北側に位置し、耳成駅前に公園があります。
↑香具山(かぐやま)。藤原宮の西側に位置。正式には香具山、ですが、香久山と書くことも。
持統天皇の歌『春すぎて夏来にけらし白妙の 衣ほすてふ天の香具山』の香具山がこちらです。夏の、青い空と白い布の、色のコントラストが浮かぶ素敵な歌です。
という、大和三山と遺跡について紹介しましたが、曇天と風が強すぎて、コスモスがかわいそうなことになっている図がこちらです。風が吹く方向に倒れかかっていて、もうこれはコスモスの遺伝子的な定めなのでしょうか。
これが修正を重ねた(秘密)一枚!!晴れた日だとこんな感じに、空が広くて一面のコスモス畑を楽しめることでしょう。ちなみにこれは近年、宮跡の土地を活用して四季折々楽しめるようにしている事業なので、1300年前からコスモスがあるわけではありません!
別ゾーンでは春の菜の花が楽しめますよ♪
帰りに・・・
橿原市のお隣、桜井市三輪で、白玉屋のみむろを頂きました。
みむろとは、、、奈良県を代表する銘菓。餡はしっとり上品で、皮はふわっともち米の香りが流れる最中でございます。お土産にいかがですかな。
友人は「みむろ県民やから~」と言うほど県内でもご贈答に贈り贈られされているようです。うどん県民のように、ソウルフードなのでしょうか。
ふふふ。おいしいのでおすすめ。
おまけ
別件で、平城宮跡に行ってきました。
藤原京の次が聖武天皇の平城京です。実はこの二つの都、道がまっすぐに繋がっているんです。
さて、週末はここ平城宮跡でどんぐり拾い大会。鹿にどんぐりを届けてあげようじゃないですか!
↑朱雀門
↓大極殿
朱雀門と大極殿は常時ライトアップしていて、近鉄から眺めるととても綺麗です。
歩くととてつもなく広いのですが、ランニングやお散歩やどんぐり拾いに最適ですよ。
おまけの方が豪華に見えてしまいましたが、、
みむろ県の、藤原宮跡のコスモスのはなしでした。
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