2017年11月15日水曜日

山の辺の道を歩く!【天理観光農園 cafe わわ】

今回のお話。(あの先月10月の連日の雨記録真っ只中の某日のこと。)

奈良県は天理市、山の辺の道(やまのべのみち)を散策しようという企画。
天理市が地元!という友人である案内人にプラン丸投げし、初めて降り立った天理を案内していただきました!☺


山の辺の道とは何ぞや?

奈良市の新薬師寺付近から、南に道は延び、天理、三輪、桜井を結ぶ「山の辺の古道」は、16キロのウォーキングコースであり、四国でいうお遍路道のような、れっきとした公式歴史的ロングウェイなんです。
奈良盆地の東側の小高い山麓を通るので眺めもよく、盆地の地形が一望できます。


歴史的には「日本書紀」にもその名が確認でき、日本最古の公道と言われます。
道中には「記紀・万葉集」に出てくる地名や史跡がたくさんあり、驚きの連続!(興味がある人はなおさら)

それから、ここ天理は卑弥呼のふるさととも言われており、それを裏付けるように古墳群の密集地でもあります。(こんなに古墳から銅鏡や剣が出てきてるのならもう邪馬台国近畿説は確実ですよね、、!?)


今回は、そんな山の辺の道のごくごく一部をのんびり歩いてきました。歩かないと分からないことをご紹介します♪

万葉まほろば線に乗って、天理駅に集合。
30分に1本、時間によってはそれ以上空くので、電車の時間はよーく調べてから!が奈良県の電車事情。


天理本通り商店街を抜けて、石上神宮から山の辺の道をスタートしました。
友人は三輪の方から天理まで、よく歩くよ~♪と言っていましたが、
これ歩き慣れていないと相当厳しいコースだと思うので、もし、行ってみよかな♪、と思ったあなた、


覚悟とそれなりの準備を持って、山登りとウォーキングに来て下さいね!!!
注意事項はそれだけ!
もうすでに柿の写真を2枚も投下しましたが、ご覧の通り、このあたり一帯は富有柿の産地なんです。
道沿いには何軒もの柿農家さんの柿畑と、たわわに実った野生の柿が、、!
時季を迎え、どこを見渡しても柿色の実。

ちなみに、みかんなどの柑橘類も産地で、みかんの果実もたくさん見られました。あの先のオレンジ色の実はみかんか柿か、そんな談義をしながら歩くにふさわしい道ですね。(*^_^*)



この辺りで休憩を挟みましょう。
【天理観光農園 cafe わわ】

ずばり、山の辺の道の休憩スポット。観光農園が経営するカフェで、周辺のいろんな情報をゲットできるほか、地元の果実を使ったメニューや手土産もゲットできます。
この日はみかんや、自家製苺ジャムが並んでいました。(奈良はあすかルビーや古都華など苺の産地でもあるのです!)

あったかいアップルパイと、生絞りみかんジュース!!
みかんは農園でとれた100%生絞りの、みかんをそのまま丸ごと食べているかのような果実感。あ、そのままだ、当然の如く、ですね!
氷無しで注文したのに9分目ぐらいまで注がれていてかなり良心的。常温のおいしいみかんジュースを堪能できました。

観光農園、、ということはもちろん、敷地内の農園で、みかん狩りができます!
一定料金支払うのみで、食べれるだけのみかんが食べ放題というのも幸せな条件ですね。

この日も、ご近所のお母さん方が仲よくみかん狩りのあと、お茶をしておられました。
こういうほのぼのした光景を久しぶりに見たような気がします。
いろんな看板が出ているので、分かりやすいかと思います(・o・)





山々から垣間見えるように、奈良の盆地、天理市街地を見渡すことができます!
雨と曇りのせいで、空がすかーっとしないのですが、晴れた日は気持ちいいこと間違いなし!
ボコボコ、ぽこっと小高い山や丘なんかは、古墳である可能性が高いので、あれ古墳かな?と見つけながら歩くのも楽しいポイントです。

↓山の辺の道の途中、所々親切な看板が登場するのですが、
このように、最大の古墳密集地☆大和古墳群の中を通り抜けていることが分かります!
今回はショートコースになりましたが、もう先へ行くと、歴史の教科書の表紙クラスの「黒塚古墳」(銅鏡三角縁神獣鏡が3000枚出てきた!)や、巨大古墳な「影行天皇陵古墳」、卑弥呼の古墳??「箸墓古墳」など、一日でこんなに古墳なんて目にしたことが無いぐらい、古墳とmeetすることができるでしょう!
(古墳見て何が楽しいの?ってよく言われますが、まぁ文化遺産ですからね!)



マンホーラー的余談。
天理市のマンホール、特に山の辺の道沿いは、卑弥呼と神獣を図案化したようなデザイン。古代ロマン溢れる柄で、テンション上がります!!

こちらの天理市マンホールは、市の花・木であるイチョウとウメのデザイン。
商店街の屋根にも所々梅の紋章があって、もしかしてと思いましたが。
とっても細かい柄!

マンホール、ではないけど地面の道しるべも素敵デザイン。



ちなみに、駅の改装工事が終わり、晴れた日の天理駅前コフフン広場
円墳の古墳をイメージした古墳型スペースで、ライブができるステージ古墳、カフェ、子ども用古墳トランポリン、お弁当が広げられるテーブル古墳など、駅前のみんなの広場として活用できそうな感じですね。

集合はコフフンで!

追記。
私個人的に、日本史は好きでも古代史はあまり得意ではなくて、教科書レベル(それも忘れかけ)しか知らないことばかりだったんですが、いざ、卑弥呼の時代や古墳の色濃い山の辺の道を歩いてみて、松尾芭蕉も柿食へば~と詠んだように大和の地へ足を伸ばしてここらの柿畑の風景を見たのかなとか思うと、ただ事じゃないように感じ、大げさかもしれないですが、なんかちょっと古代ロマンを感じたのでした。(あの歌で松尾芭蕉は法隆寺を詠んでいるんですけどね。)


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