本題に入る前に・・・
このたわわに実る赤い実とは。
(悪魔の実じゃないよ)
晩秋~初冬に赤い実をつける日本の植物はたくさんありますが、「南天」と言うと多くの方が、南天のど飴を思い出すでしょう。
その通り、南天は漢方薬でも鎮咳成分に重宝されています。そんな南天、難が転ずるとも言われるように、縁起のよいものとされ、飾りものやお祝いもの、さらには防腐の役割もあり、はるか昔より日本人と繋がり深い植物なんです。
分布は西日本を中心に広く分布していますが、園芸用に本州で一般的に見られると思います。南天を見かけると、ついに冬がやってきたなーと視覚から冬を感じられますね。
他にも赤い実と言えば、千両や万両などもこの時期から目立ってきますので、見かけたらぜひ足を止めて見てみてはいかがでしょうか☺
ちなみに、コーヒーチェリーの実も赤いんですよ。
思いがけず、南天と出会ったので、冒頭で紹介しました。
はい!
今回は寺町界隈に用事があったため、前回春ごろにブログで紹介した、
【百春】さんに再訪しました!
何度か訪れているものの、巷で噂のフレンチトーストがいつもきまって完売なのです。。。今回早い時間を狙い、満を持してフレンチトーストを求めて百春さんへと続く階段を登ったのでした・・・!!
と綴っておきながら、三条京阪出たところから旅はスタートします。(蟻んこにとっては果てしない旅なのだよ。)ぼちぼち参りましょう!
↑三条大橋は歴史が詰まった偉大なる橋。ちなみに、この擬宝珠には幕末の動乱・池田屋事件でついた刀傷が残っています。逆光で見えない・・・。
↓高瀬川に架かる三条小橋。高瀬川と並行する木屋町界隈は今は夜の街ですが、各藩邸が建ち並んでいました。土佐藩邸、加賀藩邸、、石標が何か所も見られます。
桜と柳が植えられていて、桜の木の紅葉が綺麗でした。
↓個人的に、寺町通りは三条以北からが面白みがあると思います。古書店や古美術やギャラリーが多く、御所方面へ進むと、紙や墨や筆やお茶の専門店が点在します。
ここ百春さんもこの寺町通りに面しています。
では本題の本題に話を戻しましょう!
(いつも話が逸れ過ぎて申し訳ないです、もっと文才がほしい・・・)
窓側のカウンター席に座ると、寺町通りが眺められます。イチョウ並木は全国的によくある風景ですが、この通りもイチョウ並木が似合います。
目の前は黄色と黄緑の葉でキラキラ。と、その手前に鉢がありますね・・・!
冒頭で赤い実のお話をしましたが、これは紫の実ですね。
お名前は「紫式部」です。江戸時代に園芸用種として広がった際、植木屋さんがそう呼んだのが始まりで、なんか、粋な名前ですよね。仲間には「小紫式部」もいるらしい。
と、ぼーっと見ているうちに、注文した百春ブレンドと、念願のフレンチトーストがやってきました。
どーーーーん!!
(尾田さんじゃないけど、リアルにどーーーーん!!ですよ!※麦わらの一味の、、)
他店とは明らかに違いのあるフレンチトースト。この厚み、ふわふわ感、フライパンの上で時間をかけて卵液を馴染ませた手のかけよう、よく伝わります!
運ばれてきた付属のシロップが染み込む染み込む!これで二つもついてていいのか!?
一口大に切り分けたらじゅわーっと、含まれた液体が溢れる、、。このパンが吸える水分を吸えるだけ吸わしている感じ、、飽和水分量って言うのか??(・o・)
一体どこのパンを仕入れているのだろう、配合どうなってるんだろう、気になる気になる!!(お姉さんお一人で営業されていて、いつも忙しそうなので聞けなかった・・・)
珈琲は何種類かあって、使う分だけを少しずつ焙煎しているそう。
百春ブレンドは、深煎り寄りの中煎りだけど、そんなに焦げ感はなくて、スッキリとした酸味・甘味が印象的な珈琲。注文時に聞かれたので、ミルクを付けてもらったけど、飲んでいるとすごく飲みやすくて気付けば半分以下になるまで砂糖もミルクも入れずに飲んでいました!(試しにミルク入れましたが、オーレとしてもおいしい。)
フレンチトーストとの相性も抜群に良くて、お互いがお互いを引き立て合うコンビネーションでした。
前回の、ドーナツの時は早めにミルクを投入したんですけども。コーヒーの味は色んな要因に左右されるので難しいですよね~。コンビとかとくに。
はい。
寺町界隈の話に戻ります~
窓越しにお向かいに位置するお店は、看板でお分かり奈良の老舗墨屋「古梅園」さんの京都支店。奈良時代、奈良の興福寺が墨の製造を取り仕切っていた頃からの老舗です。奈良の町なかには古梅園さんのお店が何軒かありますが、都が遷って京都について来たのが古梅園京都支店。あくまでも、支店なのです。
そんな、古梅園さんのショーケース隅に建っているのが「藤原定家京極邸跡」
この辺りにお住まいだったのですね~。
定家さんは小倉百人一首を選定した、和歌のお師匠的存在の人ですよ~。
さらに数メートル北へ進むと、「本因坊」発祥の地があり、碁盤が。碁石は持参して、青空囲碁はいかがでしょう(・o・)
結構前からあるのは知っていたけど、誰一人未だかつて青空囲碁をしているところを見たことはありません。まぁ室内用ボードゲームですもんね。
『ヒカルの碁』を知っている世代なら、おぉぉぉ!っとなるはず!個人的にはテンション上がりすぎて、囲碁なんて打てないくせに、前髪以外金髪の小学生と平安装束のサラサラヘアーのお兄さんを座らせたい!!なんて思ってしまうのでした。(←ここらへんオタクかジャンプ愛読者しか分からない内容ですみません・・)
何度も書いているような気がする寺町界隈のお話でした~。
いつでも案内しまーす☺
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