2017年4月9日日曜日

京都カフェ巡り【百春】と、高瀬川の桜

寺町界隈。秀吉の京都町づくり改革の一つで、寺院町を形成。
この通りにお寺が集められました。東から(家康に)攻められるのを防ぐために、京都の東を寺院で固めて軍が入洛しづらいようにしたとも考えられるそうで。お寺が並んでいると攻めづらいですよね。
京を守る城塞、東部の御土居の役割を担っていたのが鴨川ですが、さらに内側に寺町を作ることによって、敵の侵入をかなり警戒していたことが分かりますね。



序章は秀吉のお話になってしまいましたが、京都の街並み形成は秀吉の財力と知恵あっての現在なんですねー。はい。


御所に近いこともあり、この寺町界隈は、筆、墨、茶、紙、古美術などを扱う老舗のお店が多く、落ち着いた通りです。囲碁の本因坊秀作誕生の地でもあり、歩道に石の碁盤があったりしますよ(・o・)

そんな、寺町二条少し上がったところににある【百春】さん。行きたいカフェメモの一つ。


お二階にあるカフェですのでお見逃しなく。お茶の一保堂さんの何軒か南側です。


珈琲にこだわっているそうで、毎日何種類かの少しずつの豆を焙煎しているそうです。
いろんな種類の豆がメニューに載っていたので、飲んでみたいなぁと。
本日分のフレンチトーストとタマゴサンドは売り切れでした。人気なのでお早めに!!


おやつはチーズケーキをいただきました(*^_^*)
作家モノと思われるお皿に濃厚しっとりなチーズケーキ、手軽に食べれるサイズとお値段です。次回はタマゴサンドを・・・!



とっても落ち着くカウンター席に座り、ぼーっとできる空間が最高にいいです。
目の前には老舗の墨屋さんが見えます(奈良の古梅園さんの京都支店!)。空が見えるので、気持ちがいいです。




このあと、高瀬川方面へ。寺町二条の曲がり角スペースに、井原西鶴のお言葉がありますよー。『通ひ路は 二條寺町』   通っていたのでしょうか、西鶴さんよ。(古典文学に詳しい人、教えて!!)




高瀬川を開削した角倉了以・素庵父子の邸宅近辺

一の舟入史跡がこのあたりにあり、鴨川から禊川へと分流点が見られます。並行する鴨川の二条大橋付近には、高瀬船の形の飛び石があるんです!千鳥とか亀ばっかりじゃないのです!!(またこの辺は、鴨川を歩くフィールドワークイベント、やる予定です)

ちなみにこの高瀬川、底が浅く水位がそんなにないので、舟底が平らな構造をした舟・・・そう、高瀬舟で京都~伏見を往復したため高瀬川と名付けられました。
高瀬舟のほうが先だったんですね。
桜並木が続き、たまに柳があって、美しい通りです。
ここ高瀬川沿い木屋町通りは、車がスピードを出せないよう、わざと道をくねらせたり、歩道と車道に段差をつけたり、自然と運転者と歩行者それぞれが注意を促すような道の作りになっているのです。


正直、この時期は桜ばっかり見て歩いていたり平気で道路の真ん中で写真撮ったり、この細い道で3列でキャリー引きながら歩いていたり、、、危なくて人とすれ違うのでさえ神経遣うのですが、この道を通る運転手の器用さには感心です。






余談。
念願の、戦国時代展に行ってきました。
気付いたら、3時間半も文化博物館にいました。やっぱり大好き、室町~戦国~桃山!



岡崎の、細見美術館でやっているアールヌーヴォーの装飾磁器 を見にいってきました。
ヨーロッパの各名窯の作品を展示。何周も廻って良いのならたぶん半日は居られます。
ジャポニスムの影響から、釉薬の研究から、国の情勢から、いろんなものが関係しているのです。100年以上経っているとは思わせないデザイン、素敵でした。


余談②
現代建築のおうちにも、鍾馗さんが乗っかっていて、思わぬところで鍾馗さんに出会えたのでお写真を。それぞれ鍾馗さんは個性があります(・o・)



春の京都でしたー。この春は展覧会行き過ぎた(赤字だよっ)ので少し自重したいと思います(-_-;)

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