2018年12月5日水曜日

奈良カフェ巡り【AIDA/アイダ】木のぬくもりを頂きに。

一軒家のすごい素敵なカフェが平城山(ならやま)のほうにあるんやけど、ランチとかどう??


そう誘われて、連れて行っていただいたのが、ここ。
ならやま大通り沿い左京にある、大きな木に囲まれた一軒家に到着。
森のようなお庭へとお邪魔し、小道の両脇にはたくさんの植物。
扉を開けるまでの一歩一歩、気持ちが高ぶります。




そう、ここは、、
温かみのある家具と健康的でハイレベルな家庭料理が印象的なカフェ

【AIDA/アイダ】さん

県外からも訪れる方が多いようで、駐車台数にもびっくりしましたが、店内が広々しているので、賑わっているわりに開放的な空間で、非常に過ごしやすかったです。


人気店のため、限定数のランチが終わっていないか冷や冷やしていましたが、、
ランチ注文に成功!!

こりゃすーーごい豪華、そしてヘルシー。
目の前に並んだお皿の数々に彩り豊かな美的センスを感じ、食材そのものの美味しさを堪能できるお料理でした(^^♪

葉っぱの箸置きが個人的にハッピーポイント。
本物の葉っぱを使うことで、このカフェを纏う植物の生命力を感じられ、自然と共存したここならではの演出が成功している気がします。



【家具とお部屋とを紹介】


家具やお花の飾り方もAIDAさんならではの魅力がたっぷりです。

インパクトのある、大きな一枚板のメインテーブル。
一番に目に留まる中心と言える家具。



椅子の種類だって豊富です。
木目の見えるアップライトピアノの存在もなんだかおしゃれですね。


おおきなテーブルに、種類の違う椅子を配置するのもなんだかオツ。
中心を彩るのは大きなガラス瓶に盛りのラベンダー。


離れの個室は、外の風景と一体となれてお庭にいるみたい。


【おわりに】

なんとも素敵な家具とそれに調和するように生けられた植物に憧れ、「あぁいいなぁ、こんな風に家に飾りたいなぁー」と連呼するばかりでした。
が、個人的に、植物と相性が悪いのか植物を枯らすことが圧倒的に多いので、こうして外で目の保養をするのが一番私には合ってるのかなと思いました。

小鉢がたくさん並んだ美味しいランチを楽しみに、ならやまの緑多き一軒家にお邪魔してみては、いかがでしょうか☺


ちなみに、近鉄の駅名 平城は、へいじょうと読みますが、
JR奈良線の駅名 平城山と書いて、ならやまと読みます。
奈良はびっくりする読み方がそこらにあって、面白いですね。


2018年9月26日水曜日

信州カフェ巡り【松本編】

前回の長野市に引き続き、長野県松本市を訪れた日の回顧録です。
(かなり遡った写真のため画質が悪いことお許しください)



★あずさに乗る


最後に松本を訪れたのは2016年のプレディスティネーションキャンペーンを開催していた時期。

そう、この2016年、新宿~松本を結ぶ特急あずさ50周年の年でもあり、立川からあずさに乗って松本入りしたのでした。あずさ、松本市を流れる梓川から命名されています。



甲州勝沼で、通過するあずさを何本も見送っていた日から、ずっとあずさに憧れていました。





個人的に、松本城が好きすぎて実は4度ほど登城しているのですが、松本城は死ぬまでに何度行っても飽きない場所だと思います。

松本市の公式Twitterで入城何分待ち、とかいう情報を見る度に、あぁ人気なんだなと思いながらいつも「今日の松本城」更新を楽しみにしているのでした。


★お城だけじゃない‼民藝と水のまち



民藝とは、大正時代に柳宗悦によって起こされた思想。
日常的な暮らしの中で使われてきた手仕事の日用品の中に「用の美」を見出すこと。

無名の職人が作った普段使いのものにも美を見出す、手仕事から生んだ日用品をアートに、と私は噛み砕きました。

現代では見直されてきたことですが、昔はやや受け入れ難い思想だったようですね。

民藝についてはこちらを参照ください→http://www.nihon-mingeikyoukai.jp/about/


日本各地にある民藝ですが、松本はその色が濃い印象を受けました。

そんな松本、街中をぐるぐる散歩して、見つけたものを紹介します。



【珈琲美学 アベ】

松本駅を出てすぐの大通り沿いにあります。
吉本の長野住みます芸人さんが紹介していた記事を読んで、気になって行ってみました。

すてきな純喫茶でした!!
ここを求めて来られる客人も多いようで、立ち替わり入れ替わり、席はずっと埋まりっぱなし。
席ごとに掛けられた絵がとても印象的で、これも珈琲を美味しくする影の立役者。
メニューも豊富なのが嬉しいところ。

松本に着いたらここからスタートを切ろう!!






民芸のまちと言えるのはギャラリーの多さ!

【キルシッカ】

北欧雑貨や暮らしのデザイン雑貨を取り扱っています。
そのかわいい階段に引き寄せられて、2階へ。
ただお邪魔しただけなのに、オーナーのお母さんがコーヒーを淹れてくれて、
お喋りして帰りました。


通りは土蔵造りのなまこ壁の建物が並び、街をうろつくだけで気分が上がります。
草間彌生さんが松本市ご出身のためか、あらゆるところで水玉模様がみられました。
循環してる松本市バスも水玉模様!






【ギャラリー灰月】


ガラス張りの建物の2階。
生活雑貨を作家さんごとに紹介・販売しています。
この日は丁度、ガラス作家の方の展示があって、本人からの解説を聞かせてもらいました。
若い作家さんなのに、ご自分の窯を持っているそうで、作品からもひしひしと伝わってきますが、まさに直に全国区になるであろう敏腕ガラス作家さんでした。

作家の卵、いや、生活道具の作者と接点になるギャラリー、こういう場所が多いのも松本ならでは、ですよね。☺






【cafe  matka】

マトカ、とはフィンランド語で“旅”を意味するそうです。
松本に訪れた旅人である私を、歓迎してくれたお店です。


カフェマトカさんは、2018年4月に閉店してしまったそうです。

それを知ったのはこの文を書くときに、マトカさん元気かなーと思ってブログを開いた
ショックで手が震えました。
牛タン県にお引越しされたようです。


好きなカフェが閉店する寂しさは何度も味わったことがありますが、遠い分、何度も行けなかった分、ショックが大きいです。。。
今度松本に行くとき、何を目的に行けばいいのか、、、再訪の夢は叶いませんが、こんな場所があったんだよ!とだけでも紹介させてください。

マトカさんには2度ほど訪れています。
ゲストハウス東家さんでいただいたマップを頼りに。あ!!ここは私にピッタリなのではないか⁉行ってみよう!と思ったのがきっかけでした。

ご夫婦でお店をされていて、パン職人の旦那さん、珈琲焙煎家の奥さんがお互いの分野を生かしてお店をされていました。

それはそれは、美味しくて、お二人の空間にも癒されて、のんびり過ごせて、松本の旅がこんなにも充実したものになったのは、このお店のおかげでした。


2回しか行けなかったのは本当に残念で仕方ないのですが、このお店の記憶は永久保存!

もし牛タン県でお店を開くことがあるなら、必ずや訪れたいと思っています!


本当にありがとうございました!



【パン屋サパンジ】

ハード系からソフト系まで種類豊富な数が並びます。

次々にパンが焼けてきて、「○○焼きたてでーす」と美味しい匂いが!

お会計するときに「もう色々売り切れが出ちゃって、数が少なくなっててごめんね~」
と声をかけられましたが、これで少ないというのか!
驚きの売れっ子パン屋さんです。
敷地内の湧き水に、鯉?の小さいのがいるよ。

サパンジのパンは、帰りのあずさで美味しくいただきました。



★おわりに

市内あらゆるところにお水が湧き出ています。アルプスの伏流水で、そのまま飲んでも大丈夫だそうです。井戸はいろんなデザインがあって、湧き水巡りも楽しい水の街。

松本の人に、水が美味しいから珈琲も美味しい、と教わりました。


そんな松本のマンホールは、民芸品の松本てまり。

数あるお城の中で、松本城が一番好きです。

観光地ではない、場所にスポットライトを当ててみました。
いろんな人と会話を交わしたことがきっかけかもしれませんが、
旅人に優しく、ウェルカムな雰囲気が印象的です。いい場所・いい時間、ありますよ。

最後までお読みいただき、ありがとうございます☺

2018年9月9日日曜日

信州カフェ巡り【長野編】

長野を訪れた日の回顧録です。
(遡った写真のため画質が悪いことお許しください)

日本の都道府県で、私の好きな県上位に挙がるのが、長野県!
いろんな要因があるはずなのですが、何度訪れても癒されるのです。
(近年は全然行けていないのですが)

まず高速バスないしは北陸新幹線ないしは長野電鉄、JR線を降りて、長野駅構内で長野に来た―!!と感じさせられる場所はここ。

駅の通路からも見えますが、二階から眺める東山魁夷の作品。
この作品は、長野に魅せられた魁夷が茅野の風景を描いた作品です。
魁夷の作品には白馬が出てくる作品がたくさんありますが、これらは長野県立信濃美術館東山魁夷館で鑑賞できますので、ぜひおすすめです。

正面玄関も、善光寺の門前町という威厳が感じられる構造です。信州真田の家紋がテンションの上がる要因かと。



ここからは、おすすめのお店を4軒紹介します。
キッシュが好きなので、やたらキッシュばかり食べてますが、キッシュがあったらキッシュを優先的に頼みます☺

【GOFUKU】

昼からお酒が飲めるお食事カフェ。
ゲストハウスで知り合って意気投合した方とそのまま夜ごはんに行くことになり、
長野の夜をぶらぶら、、ここにたどり着きました。

キッシュもあり、一品料理も充実。よなよなエールなどのクラフトビールが飲めるのはここ。





【春陽】

基本的にはテイクアウトのケーキ屋さんです。
イートインも可能ですが、店主さん一人で切り盛りされているので、テイクアウト対応が優先です。のんびりして、待っている間も、机の上のお花に癒されました。

(この写真は私のTwitterアイコンにもなっています。Twitterはこちら→@citron_1111)

ケーキ・キッシュが注文可能です。季節のキッシュがいただけます。
ケーキ屋さんなので、ケーキも食べてね☺






【ナノグラフィカ】

大好きなお店の一つ。
古民家を改装したカフェで、長野を活性化する様々なイベントをされています。長野の中心を回しているんじゃないかと思うほどに、地域の人が集まり、楽しいイベントの企画が次々と発案される、他府県民だって馴染める、そんなお店です。







【ラランスルール】


長野の大好きなお店の一つ。長野を代表する地下喫茶!ではないでしょうか。
早速入口を見つけて、かわいらしい扉を開けて、地下へと下ってください。
そこには暖色系オレンジの空間が!なにこの空間⁉そんな反応間違いなし。


ちなみに私、ラランスルールさんが好きすぎて、お店にファンレター(?)を出したことがあります。Facebookもフォローして、遠巻きながら応援しています。
ゲストハウス1166バックパッカーズの宿直のお姉さんに教えていただいて、感謝しております。
ケーキとお茶が本当に、、、美味しいんです。(まだそんな回数行ってないんですが、近かったら絶対通ってる。)
小さな焼き菓子もサービスで出してくださいます。
作るものに、人柄が出るといいますか、、すごく好きです。

他に、パスタやホットケーキ(★楽しいイベントあり!!)、焼き菓子や季節のジャム、佃煮など、店主さまの手作りの品々が並びます。
早くジャムをゲットしたいです・・・٩( ''ω'' )و



前回長野に行ったのはいつ頃だったでしょうか。。普通の人より高ペースで行っているとしても、個人的に期間が開きすぎてしまい、そろそろ信州療養に行きたいところです。
計画を練るとしましょう!
こういう、蔵づくりの建物が並びます。いいでしょ。

マンホールはりんごのデザイン。長野オリンピックのデザインもあるよ。


最後までお読みいただき、ありがとうございます☺

2018年9月6日木曜日

京都カフェ巡り【キチキチ】【NAKAYAMA COFFEE】

京都府の最南端であり奈良県との県境に位置する、山城の国は木津川市。

恭仁京という都が置かれた地でもあり、文化的には奈良に近い。鉄道は近鉄京都線・JR奈良線・大和路線、学研都市線が通り、かつては大仏鉄道という歴史遺産と化した鉄道もあったこの地。

どちらかというと、車があった方が便利(いや、必須か?) な土地。
行ってみたい未開の場所がたくさんあります。


今回、奈良の友人がお車を出してくれることになり、木津川市(旧木津町、旧山城町、旧加茂町)をぶらり。溢れんばかりの緑を堪能しました。
自然のある京都府南部の散策にお役立て頂ければ幸いです。




【木津川市情報発信基地kichikichi】

木津川市役所のすぐ裏に位置し、公共施設をリノヴェーションした建物。
市の情報発信基地として、カフェ営業や様々なイベント開催、貸しスペースとして活躍しています。
キチキチ、かわいらしいネーミングです。正式名称(↑)だと長過ぎるので、愛称としてキチキチと呼んでね、みたいな感じでしょうか☺

教育相談室前は情報コーナー。まさに、基地!!充実しております。


お向かいの理科準備室がカフェ。
ギャラリーであるかのように、自然をうまく利用したモノが並びます。
学生の頃は理科が苦手でして、フラスコや数式を見ると、うぅっ( ;∀;)と拒絶反応が出そうでしたが、それを上回るほど、教材を素敵に活用されていて、むしろフラスコに花を生けたくなりました。



こんなとこに置かれる梅酒の瓶や、メニューボードの黒板、手動かき氷機、作家さんの手作り品・・・楽しい理科準備室です。


ランチ・喫茶・かき氷を楽しめます。
ランチは地産地消を目指して木津川市(またはその周辺地域)で採れたもの、育てたものがメニューに組み込まれています。
この日は親子丼とお味噌汁に小鉢のランチでした。

市役所と連動しているためか、カフェは平日のみ営業。

基地を切り盛りする、フレンドリーで気さくな木津川のお母さん方に、会いに行ってみてはいかがでしょうか☺

木津川市役所では、いづみ姫が迎えてくれます!
(一級河川 木津川は万葉集にも詠まれた時代、いづみ川と呼ばれていたのです。)




【Muffin Gic Cafe】 マフィンジック カフェ
よく広告や口コミを見ますが、初めての入店。奈良からも車で訪れやすい国道24号線沿いにあります。

広い駐車場もあるので、お車でも安心です。マフィンを使ったガッツリランチから、スイーツまで、幅広いメニューが用意されていました。

この日は、甘いマフィン(種類豊富なアレンジマフィン!!)と、
お食事用のマフィン(シンプルなプレーン生地で、好みの具を挟んでカスタマーできるタイプのマフィン)
の二種を買うことにしました。

マフィンジックのマフィン一覧を入れてくださり、種類の多さにびっくり。
選ぶのも楽しい。お持ち帰りもできます。






【NAKAYAMA COFFEE】中山珈琲焙煎所

木津の市街地からは離れて、加茂町の方へ。山道を抜け、新興住宅街を抜け、見晴らしの良い山と田んぼに囲まれた絶景のロケーションに、深呼吸。加茂こそ未開の地でした。

いきなり現れたおしゃれな珈琲焙煎所、、ですが何度かこのコーヒーには出会っていたのです。
以前書いた記事で、奈良のカフェ『minamo』さんを紹介したときに、こちらのコーヒー豆を使っていると書きました。
http://citron100.blogspot.com/2018/02/minamo.html
コーヒーフェスティバルにも出店されていましたね。
焙煎所なので、直接豆を購入することもできます。
私はラテ、友人はアフォガードを注文し、見渡せる風景を楽しみながら、美味しくいただきました。
店内はカウンター3席とテーブル1席程度の小さなカフェスペース。
試験管やシャーレといった実験器具の素敵な使い方。こういう魅せ方も学びたいところ。






マンホーラー的余談。

木津川市のマンホールは木津の渡し船の図案。
三重県の伊賀川から合流、名張川から木津川にながれ、最後は宇治川・桂川と合流し淀川になって大阪湾へ。
物資を運ぶ要所でもあり、奈良時代は大仏殿建立のために一役買い、木の津と呼ばれるようになったそうです。



周辺には茶畑が多く、あの福寿園さんの本社・工場があります。
これは次回の課題。
お読みいただきありがとうございます☺