2017年12月20日水曜日

みちくさマルシェ、柴犬を連れて。

「第2回おやつにするよ!甘いものとコーヒーと みちくさマルシェkyoto」(12月16、17開催)に行ってきました。

まずは外のイベントで大事なお天気情報

疎水の遊歩道にてこちらの紅葉を見かけたのですが、この寒空の下のこの強風で、葉っぱが全部持ってかれそうな程の風。非常に寒かったです。そんな冒頭の状況を念頭において、読み進めていっていただけると嬉しく思います。←雪が降るとかいう予報に怖気づいていました、ヒュォォォォォ。まだこの時期で怖気づいてはなりません、まだまだ冷えますからね。


場所はここ、平安神宮前、岡崎公園芝生広場。

春は枝垂れ桜やソメイヨシノでピンクに色づきます。
この辺り一帯は岡崎文化ゾーンと言われ、みやこめっせや武道館、美術館、図書館、動物園、琵琶湖疎水記念館など文化施設がぎゅっと集まっていて、さらにはここ数年で商業施設も増えつつあります。

蔦屋書店やスターバックスがオープンしたり、十二十二(とにとに)という商業スペースも今月オープンしたらしいですね。
(次回潜入調査したいと思います!)


↓この、神宮道の左手側、会場はここです。


京都の岡崎公園マルシェや知恩寺てづくり市や、東京の鬼子母神てづくり市、長野善光寺のびんずる市、三木マルシェ、、全国各地でこういう手作りイベントは数多くあり、毎週末どこかで何かがあるぐらい、本当に最近増えてます。(10年前はこんな頻繁になかったよ。)


手作り市、クラフトマーケット、フリーマーケット、楽市楽座、陶器市、マルシェ、ガラクタ市、弘法市、などなど、その場所や主催によって名称はいろいろありますが、お近くでも開催しているはずです。調べてみてはいかが?




今回の主催はフェイスブックで知ったのですが、「柴犬のここが好き」さんが主催。

そのためか、柴犬愛好家がたくさんいらっしゃったような気がします。
可愛い柴犬を遠目に愛でることができて、癒されました(*^_^*)
決して犬派ではないけど、ハスキーとか柴犬は昔から好きで。。豆柴が横を通るときなんか、ついつい目で追ってしまうんだなぁ~。柴たち、、かわいいよ。



では一部出展店舗を見ていきましょう。



magさん。
喫茶ではちょくちょくお世話になっています。お店ではまだ食べたことのないガトーショコラを一つ購入しました!強風でかわいい看板が倒れるというアクシデントに遭遇してしまいましたが、私が行った時点で、もう商品並んでいるだけ(これだけ!?)という売れ具合だったので、やはりこの美味しさが浸透しているんですね!!温まりにぜひ先斗町magさんへ。




洋菓子Haruko屋さん。
先にいたお客さんと話していた情報によると、またどこかの手作り市に出展するとのこと!来年お店を構えるとの情報も。手作り市から店を構えるまで至ったという方は意外と少なくなく、大昔私も提案されたことはありました。(性格上絶対できないけど)
なので、こうやって実績を積んでこられた方ってすごいなぁと思うのです。
だから私は手作り市で作り手さんとの交流を大切にしたいのです。買う方も記憶に残りますしね。
ネット販売ができる一方、こういう対面販売は自分を売るチャンスだとも思います!

と多く語ってしまいましたが、Harukoさんがおすすめしてくれたフルーツケーキと、レモンケーキを購入しました。やはり、人柄ですよね~。素敵なお姉さんでした~。
プライスカードが飛んで行ってしまうというアクシデントがありましたが、強風から無事取り戻せて良かったです。




cafe火裏連花さん
よくカフェ利用しています、たまにビラ置かせてもらってます。ありがとうございます。
立ち飲みするにはもったいないので、またお店に行きたいと思います!
なんかバックヤードバタバタして忙しそうでした、売れっ子はつらい!



コーヒースタンドのお店もたくさん。ドリップ待ちで並んでいる所もありましたが、寒いこの気温に温かい飲み物は有難いですね~。(個人的に立って飲めないタイプの人間なので、今回はこんなお店があるのね、という偵察だけになりました。座るところがもっと準備されていた方がいいかも!)

紅茶党が奮い立ちそうなんですけど、紅茶屋さんが一つも、、、ない。おやつとコーヒーのマルシェなので紅茶は論外だったのかもしれないのですが(/_;)
ちなみに私今までにコーヒーのことばっかり書いてきましたけど、もともと紅茶党・日本茶党ですからね!!(あ、ここでカミングアウトすべきことではないか)


Dongreeさん
いい香り~。実演が見たいなぁ。




セイカツノガラさん
瓢箪が、、、かわいい!商品はすべて完売でしたが、ショップカードによると左京区修学院に店舗があるそうなので、今度行ってみたく思います!



ヨコシマ珈琲さん
トレードマークのヨコシマ看板がすごくかわいい。行列をなしていました。
デザインから訴えられるものがありますね~。



チタチタ喫茶さん
二条城近くに喫茶店がありまして、何度かお伺いしたことがあります。店主の方が香川県出身で、以前話が盛り上がったときに県民雑誌を頂いたことがあります(・o・)
お店にやたら香川の本が置いてあったので、ついつい聞いてしまったんですよね~。何の疑いもなしに。気さくなお姉さんです。

この日は完売だったので、またお店に行きたいと思います!




お持ち帰りおやつたちとまとめ

これだけ!?
いえいえ、私にとっちゃ大収穫です!
とっても、おおおおお美味しい!

作り手さん(または代行の方)とコミュニケーションがとれるのは、素敵なマーケットの在り方だと思います。
直接買うのは恥ずかしいと思われる方もいると思いますが、こういう場では、どういう人が作っているか、他の商品はこんなのがある、など入ってくる情報が違ってくるのです!

大量生産ではないので決して安価ではないですが、手作りならではのオリジナリティーはその作り手さんだけにしか出せないものです。

対面によって人間性も商品力になったりして、結局ファンを付けるのは人間力。
そんな作り手さんに出会えるのも手作り市ならではの醍醐味ですよ。

以上、おでかけレポでした。


2017年12月13日水曜日

空振りの香川カフェ巡り/海を眺めに美術館。

ぽこぽこぽこ。
香川と言えば日本昔話でよく出てくるような、さんかくおむすびの形をした可愛らしいお山がたくさんあるのですが、県外に出るまではこんなにきれいなおむすび山がぽこぽこあるのには何の意識もしていませんでした。

盆地県民や山岳県民の方には、「これ、丘じゃないの?」って思われても仕方ないんですが、香川を占める讃岐平野はこういう山があれやこれやあるのです。
そう、我が家の近所にも。

※おむすび・・・西日本では俵型が多く、おむすびと呼ぶことが多い。東日本では三角型で、おにぎりと呼ぶことが多い。ちなみによく作ってくれていたのは、俵型の“おむすび”である。


序章は山の話になってしまいましたが、今回目的としたのは西讃方面。せっかく日帰り弾丸帰省したので、最近巷で話題(?)のカフェに行こう!ということで、三木町から母と車を飛ばしたのでした。
結論から言うと、行くとこ行くとこ、残念ながら満席だとか臨時休業だとか、次回のお楽しみが増えただけの訪問になってしまったのですが・・。
忘備録がてら紹介したいので、行かれた方はぜひレポお願いします!では出発!



↑通称讃岐富士、「飯野山」いいのやま。飯山町(はんざん)に位置します。


【汐!さぎ庵】
うさぎあん。汐!さぎ庵。タイピングミスしているのではありません、お店の名前です!
うさぎの洞穴のような、秘密基地のような建物が、裏道に出現します。駐車場に車を停めて、線路を渡って、道なりに沿って進んだところに、このうさぎの秘密基地はあります。

文字だってロゴだって、こんなに洒落てるんだぜ!
真ん中に、「!」がつく店名、なんだか斬新で洒落てるぜ!
秘密基地の入り口には丸太やら植物やらかわいいものが出迎えてくれます。

が、冒頭で匂わせたように、人気店のため、ランチは予約でいっぱいとのことで、残念ながらこの日は諦めざるを得ませんでした。。。次回の帰省に期待。
この、単線の線路を渡るのですが、ここは琴平電鉄(通称ことでん)琴平線 岡田駅・栗熊駅が最寄りです。近くに懐かしのレオマワールドがありますよ。
マンホーラー的余談。
現在は合併により丸亀市になっていますが、もともとは綾歌郡綾歌町。マンホールの、あやうたの文字を見つけてちょっと嬉しくなりました。現在は丸亀市綾歌町。



続きまして、、、うさぎ!の近くなんですが、
丸亀市綾歌町東栗熊 
【KITOKURAS】
きとくらす、木と暮らす。
本当に、私よくあるあるなんですが、定休日や臨時休業や貸切なんかによく遭遇するんですよね。このブログにもよく書いていることなんですが、私あるあるなんですよね昔から。
祝日の関係で、施設営業は臨時休業でした!!!(屋外は自由散策できます)

また次回のお楽しみが増えてしまいました。(この日しかロケ取れないような仕事だったら放送も文筆も何もできないわこれ)

KITOKURAS、木と暮らすことを提案する同敷地内の山一木材さんが運営する、すてきな広場がここなのです。木材屋さんがつくる複合施設、、、営業時間にぜひ一度遊びに行きたいところです。
敷地内には、カフェ、木のホール、ギャラリー、こどもの遊び場、学びの場所があって、それはもう楽しそうな空間で・・・!

木材屋さんならではの、ぞうさんの滑り台は中央のシンボル的遊び場!
松の木と杉の木を使った「空を眺めるベンチ」
本当に、空を眺めるために最高の角度。ずっとこのままでいたい(笑)視界の先には木と青空。これいいわぁ~。母に起こしてもらわねば自分では起きられません、よっこらしょっ!!!!
こんなフリーペーパーが書けたらなぁー!すごくかわいい!取り入れたいこれは!
犬のムクがすごくかわいい!(今度は絶対ムクに会うぞ!!)
丸亀2軒でこうなってしまいましたが、最後の目的が残っています。
そ れ は !


坂出の沙弥島にあります
【香川県立東山魁夷せとうち美術館】
東山魁夷が大好きで何度も訪れている美術館でありますが、今回の特別展「信濃と山と東山魁夷」は魁夷が魅了された信濃の山々を他の画家の目線からも知ることができたり、
また私個人的にも信濃の国が大好きなので、絵の場所と実際の場所が一致して、さらに好きになれるほど、観れて良かった特別展でした。

魁夷が長野の山を愛しているのと、私が長野を大好きでいるのはたまたま偶然ではあるんですが(いや、母の魁夷の画集を見てインスピレーションを受けたのかもしれない!)、
長野市にも長野県立信濃美術館に東山魁夷館があって、長野と香川を繋ぐものがあって嬉しいものです。ファンの方はこちらもおすすめですよ。

来年は、京都国立近代美術館で東山魁夷の作品が集まります!魁夷は、友の川端康成の言葉により、京都の残すべき風景もたくさん描いているので、京都でそれを観れるのは大変素晴らしいことです!
作品「道」をモチーフにした美術館正面入り口。ここから世界観が始まります!



作品を見終わったら併設のカフェで、瀬戸内海と瀬戸大橋を眺めて帰りましょう。
地元は全くの海無し町民ですが、穏やかな瀬戸の海はいい風景です。万葉集にある柿本人麻呂も、玉藻よし~(←讃岐を表す枕詞)と詠ったそうです。(近くに歌碑があるよ)


魁夷のお皿で、地元銘菓かまどのお菓子を堪能
※母はケーキとコーヒー、私は和菓子と抹茶
名物かまどがせとうち美術館のために作った藻塩のおまんじゅう。

これができる前は、かまどが出てきてたんですが、新しい銘菓の誕生ですね。
瀬戸の藻の味と瀬戸の塩をしっかり感じられる美味しいおまんじゅうです。さすが、かまどはん。讃岐の銘菓と言ったらかまどです。お土産にはぜひかまどを。
(塩を精製していた竈がはじまりです。讃岐三白の、お塩。租庸調の税として納めておりましたよ~)

最後の最後は目的を達成できてよかったです。次回はちゃんと紹介できますように・・!



おまけ。
広報や県政を読むのが好きなんですけど、みなさん読んでます?
他の地域のも読んでいるからか、香川の広報って面白いんです。
たまに、荷物のついでに家から送ってもらったりしてます。
他府県や旅先の土地では、県の施設などに置いてあるのでちょっとパラパラ見たりしてしまいます。地域性が出ますからねー。

県政かがわには、冒頭であったように、県内の昔話や美しいおむすび山を紹介したり、県民の知らないローカルな山の情報が紹介されていて、個人的にここがツボです。
おわり(^ω^)


2017年12月2日土曜日

京都カフェ巡り 再訪【百春】驚きのフレンチトースト。

本題に入る前に・・・

このたわわに実る赤い実とは。
(悪魔の実じゃないよ)


晩秋~初冬に赤い実をつける日本の植物はたくさんありますが、「南天」と言うと多くの方が、南天のど飴を思い出すでしょう。
その通り、南天は漢方薬でも鎮咳成分に重宝されています。そんな南天、難が転ずるとも言われるように、縁起のよいものとされ、飾りものやお祝いもの、さらには防腐の役割もあり、はるか昔より日本人と繋がり深い植物なんです。

分布は西日本を中心に広く分布していますが、園芸用に本州で一般的に見られると思います。南天を見かけると、ついに冬がやってきたなーと視覚から冬を感じられますね。

他にも赤い実と言えば、千両や万両などもこの時期から目立ってきますので、見かけたらぜひ足を止めて見てみてはいかがでしょうか☺
ちなみに、コーヒーチェリーの実も赤いんですよ。


思いがけず、南天と出会ったので、冒頭で紹介しました。




はい!
今回は寺町界隈に用事があったため、前回春ごろにブログで紹介した、
【百春】さんに再訪しました!

何度か訪れているものの、巷で噂のフレンチトーストがいつもきまって完売なのです。。。今回早い時間を狙い、満を持してフレンチトーストを求めて百春さんへと続く階段を登ったのでした・・・!!


と綴っておきながら、三条京阪出たところから旅はスタートします。(蟻んこにとっては果てしない旅なのだよ。)ぼちぼち参りましょう!

↑三条大橋は歴史が詰まった偉大なる橋。ちなみに、この擬宝珠には幕末の動乱・池田屋事件でついた刀傷が残っています。逆光で見えない・・・。



↓高瀬川に架かる三条小橋。高瀬川と並行する木屋町界隈は今は夜の街ですが、各藩邸が建ち並んでいました。土佐藩邸、加賀藩邸、、石標が何か所も見られます。
桜と柳が植えられていて、桜の木の紅葉が綺麗でした。

↓個人的に、寺町通りは三条以北からが面白みがあると思います。古書店や古美術やギャラリーが多く、御所方面へ進むと、紙や墨や筆やお茶の専門店が点在します。


ここ百春さんもこの寺町通りに面しています。
では本題の本題に話を戻しましょう!
(いつも話が逸れ過ぎて申し訳ないです、もっと文才がほしい・・・)



窓側のカウンター席に座ると、寺町通りが眺められます。イチョウ並木は全国的によくある風景ですが、この通りもイチョウ並木が似合います。
目の前は黄色と黄緑の葉でキラキラ。と、その手前に鉢がありますね・・・!

冒頭で赤い実のお話をしましたが、これは紫の実ですね。
お名前は「紫式部」です。江戸時代に園芸用種として広がった際、植木屋さんがそう呼んだのが始まりで、なんか、粋な名前ですよね。仲間には「小紫式部」もいるらしい。



と、ぼーっと見ているうちに、注文した百春ブレンドと、念願のフレンチトーストがやってきました。
どーーーーん!!
(尾田さんじゃないけど、リアルにどーーーーん!!ですよ!※麦わらの一味の、、)

他店とは明らかに違いのあるフレンチトースト。この厚み、ふわふわ感、フライパンの上で時間をかけて卵液を馴染ませた手のかけよう、よく伝わります!
運ばれてきた付属のシロップが染み込む染み込む!これで二つもついてていいのか!?

一口大に切り分けたらじゅわーっと、含まれた液体が溢れる、、。このパンが吸える水分を吸えるだけ吸わしている感じ、、飽和水分量って言うのか??(・o・)

一体どこのパンを仕入れているのだろう、配合どうなってるんだろう、気になる気になる!!(お姉さんお一人で営業されていて、いつも忙しそうなので聞けなかった・・・)

珈琲は何種類かあって、使う分だけを少しずつ焙煎しているそう。
百春ブレンドは、深煎り寄りの中煎りだけど、そんなに焦げ感はなくて、スッキリとした酸味・甘味が印象的な珈琲。注文時に聞かれたので、ミルクを付けてもらったけど、飲んでいるとすごく飲みやすくて気付けば半分以下になるまで砂糖もミルクも入れずに飲んでいました!(試しにミルク入れましたが、オーレとしてもおいしい。)

フレンチトーストとの相性も抜群に良くて、お互いがお互いを引き立て合うコンビネーションでした。
前回の、ドーナツの時は早めにミルクを投入したんですけども。コーヒーの味は色んな要因に左右されるので難しいですよね~。コンビとかとくに。

はい。



寺町界隈の話に戻ります~
窓越しにお向かいに位置するお店は、看板でお分かり奈良の老舗墨屋「古梅園」さんの京都支店。奈良時代、奈良の興福寺が墨の製造を取り仕切っていた頃からの老舗です。奈良の町なかには古梅園さんのお店が何軒かありますが、都が遷って京都について来たのが古梅園京都支店。あくまでも、支店なのです。

そんな、古梅園さんのショーケース隅に建っているのが「藤原定家京極邸跡」
この辺りにお住まいだったのですね~。
定家さんは小倉百人一首を選定した、和歌のお師匠的存在の人ですよ~。


さらに数メートル北へ進むと、「本因坊」発祥の地があり、碁盤が。碁石は持参して、青空囲碁はいかがでしょう(・o・)
結構前からあるのは知っていたけど、誰一人未だかつて青空囲碁をしているところを見たことはありません。まぁ室内用ボードゲームですもんね。
『ヒカルの碁』を知っている世代なら、おぉぉぉ!っとなるはず!個人的にはテンション上がりすぎて、囲碁なんて打てないくせに、前髪以外金髪の小学生と平安装束のサラサラヘアーのお兄さんを座らせたい!!なんて思ってしまうのでした。(←ここらへんオタクかジャンプ愛読者しか分からない内容ですみません・・)

何度も書いているような気がする寺町界隈のお話でした~。
いつでも案内しまーす☺

2017年11月23日木曜日

コスモス求めて藤原京

9月~10月を彩るコスモス。
一面に広がるコスモス畑があると聞いて、奈良県は橿原市、藤原京へいざ行かん!
今回の散策の友は生粋の奈良市民の友人。般若寺もコスモスで有名で綺麗ですがせっかくなので遠出して、一面のピンク色を期待して藤原京へ。


☆☆☆
というわけで、降り立ったのが近鉄大和八木駅。調べたところによると、橿原市コミュバスが『奈良文化財研究所藤原宮跡資料室前』まで運んでくれるとの情報だったので、バス停を探し、、、たのですが、、、な、な、なんと、
土日祝は運休!?平日も全然バスがない
コスモス見させる気ないな、橿原市。これだから奈良県は、、ってバカにされる一因見つけちゃったよ。これではせっかく来てくれた観光客もリピートしないよ!!

と叫びたいもんですが、財政赤字なのも分かっています。

歩こう!!!もちろん!
八木から歩いて30分ぐらいでしょうか。途中の伊勢街道(ここは大阪から伊勢参りに通る宿場町なのだ)沿いの、古い街並みや当時の旅籠を公開しているところもあって、のらりくらり道中も楽しいものでした。




やっと着いたよ、藤原京!
最初の文章から一枚目の写真までかなりかかってしまったので、この日の最高に綺麗なコスモスにトップを飾っていただきましょう!!か弱いかれど、一つ一つが可憐で美しいんですよね。
色も実はいろんな色があって、白、黄色、オレンジ、ピンク、濃いめのピンク、紅色に近いピンク、、言葉に表すとこれぐらいしか表現できませんが、ピンクのグラデーションは個々をちゃんと見ると言葉で表せられないほどの色が存在するのです。



はい。最高に綺麗な写真からは戻って、真面目な話、先月の不安定すぎる天候を引きずってか、雲行きが怪しくなってきて、まさかの小雨が降ってきたのです!!これは私が雨女という非科学的な事象を超えている、まさかの出来事!
専用駐車場「コスモス」の旗も相当たなびいています、、。

怪しい雲行きのなかの、藤原宮遺跡。まだ世界遺産ではないけれど、平成19年の世界遺産暫定リストまでは残ったそう。
しかし、大勢の方は藤原京と聞いてもぱっとしないイメージでしょう。
ざっと簡単に歴史の教科書を思い出すと、身近に感じるかもしれませんよ(・o・)
藤原京とは!
天武天皇の遺志を受け継いだ持統天皇(夫婦)が飛鳥の地から遷都し、持統・文武・元明天皇三代に受け継がれた日本最初の都で、わずか16年間の都でしたが、この16年で日本の礎を築いたのです。(すごいよ!)
こういうこと↓

・条防制はこれから後の都の直線道路スタイルになった(平城京・平安京のモデルになる)
・貨幣を採用し、今に繋がる貨幣経済へ
・大宝律令が制定され、今に繋がる省庁(二官八省)の仕組みへ



藤原京を見守った大和三山
ぽこっとした可愛らしい丘のような山が藤原京内の三方にありました。和歌にも詠まれ、愛されていたことが分かりますね。
↑畝傍山(うねびやま)。橿原神宮方面に位置します。
↑耳成山(みみなしやま)。藤原宮の北側に位置し、耳成駅前に公園があります。

↑香具山(かぐやま)。藤原宮の西側に位置。正式には香具山、ですが、香久山と書くことも。
持統天皇の歌『春すぎて夏来にけらし白妙の 衣ほすてふ天の香具山』の香具山がこちらです。夏の、青い空と白い布の、色のコントラストが浮かぶ素敵な歌です。
という、大和三山と遺跡について紹介しましたが、曇天と風が強すぎて、コスモスがかわいそうなことになっている図がこちらです。風が吹く方向に倒れかかっていて、もうこれはコスモスの遺伝子的な定めなのでしょうか。




これが修正を重ねた(秘密)一枚!!晴れた日だとこんな感じに、空が広くて一面のコスモス畑を楽しめることでしょう。ちなみにこれは近年、宮跡の土地を活用して四季折々楽しめるようにしている事業なので、1300年前からコスモスがあるわけではありません!
別ゾーンでは春の菜の花が楽しめますよ♪




帰りに・・・
橿原市のお隣、桜井市三輪で、白玉屋のみむろを頂きました。
みむろとは、、、奈良県を代表する銘菓。餡はしっとり上品で、皮はふわっともち米の香りが流れる最中でございます。お土産にいかがですかな。

友人は「みむろ県民やから~」と言うほど県内でもご贈答に贈り贈られされているようです。うどん県民のように、ソウルフードなのでしょうか。
ふふふ。おいしいのでおすすめ。




おまけ
別件で、平城宮跡に行ってきました。
藤原京の次が聖武天皇の平城京です。実はこの二つの都、道がまっすぐに繋がっているんです。
さて、週末はここ平城宮跡でどんぐり拾い大会。鹿にどんぐりを届けてあげようじゃないですか!

↑朱雀門
↓大極殿
朱雀門と大極殿は常時ライトアップしていて、近鉄から眺めるととても綺麗です。
歩くととてつもなく広いのですが、ランニングやお散歩やどんぐり拾いに最適ですよ。
おまけの方が豪華に見えてしまいましたが、、
みむろ県の、藤原宮跡のコスモスのはなしでした。