2018年1月22日月曜日

銀座カフェ巡り、北斎画伯に会える!すみだ北斎美術館

前回に引き続き、関東遠征二日目。
今日の目的は、一年前に開館した“すみだ北斎美術館”
そして銀座をぶらぶらする“銀ブラ”
では行ってみましょう。


銀座を歩こう♪
そんなに歩き慣れた街ではないけれど、訪れる度に新しい発見があったり、面白い看板を見つけたり、気になるお店がいっぱいあって尽きない街、それが銀座です。


おしゃれで高級店が建ち並ぶイメージがあると思いますが、私が結構通ったのは、たい焼き屋さんと各県のアンテナショップ。東京駅、有楽町、銀座、新橋あたりはアンテナショップが密集していて梯子するのも楽しいものです。


食に関してもさすがに一流のお店ばかり!(のはず。)
友人と一緒に楽しい銀ブラ、出発!!
今回もお付き合いいただければと思います。



【珈琲専門店 三十間】

お店は東京メトロ日比谷線東銀座と銀座の間ぐらいにあります。
周辺は有名高級店ばかりなのでちょっとキョロキョロしながら歩いてしまいましたが、このお店のすぐ横が神社になっています。街中にひょっこり現れる赤い鳥居と赤い旗を目印に歩いてみてください。地下に通じる階段が現れますので、ここを下ると、三十間の店員さんが扉の前で出迎えてくださいます。



さすが専門店。こだわりのストレート豆からオリジナルのジュースまであります。じわじわいろんな種類のコーヒーを飲んでみたいですね。
本日の珈琲に設定されていた『東ティモール』のコーヒーを注文しました。
東ティモールの生豆とコーヒーに関する情報が書かれた小さなカードが付いてきます。
実に!!私が求めていた情報!
色々なコーヒーがある中で、こういう形にした情報源は、持ち帰れるし印象に残るのでとてもいいと思いました!小さくてかわいいサイズですが、大きな情報源です。

東ティモールはちゃんと味わって飲んだのは初めてです!

華やかな香り、まろやかな味。カードにも書かれているように、黒糖味を感じさせるコクのある甘みが広がります。棘がなくやわらかい味が印象的でした。
ミルクと砂糖との相性も良くて、まろやかさと甘みが増す感じで、個人的にはすごく飲みやすかったです。

いいお豆で、おいしく焙煎され、いい腕の人が淹れてくれる、なんて幸せなことでしょう!産地の人にとっても、飲む人にとっても、良い繋がりができるそんな良いお店にめぐり逢えて良かったです。


そんな銀座三十間さんの交差点挟んで目の前にある、王子サーモン
この外観が気になりすぎて、店内に吸い込まれてゆきました。
サーモンのあらゆる加工品と、ジェラートが楽しめるようです。(白ワインが飲みたくなっちゃうよ‼)



つづきまして、お次は人気ベーカリー・カフェ
【セントル ザ ベーカリー】

三十間から歩いて7分ぐらい。最寄りは、銀座一丁目駅か有楽町駅が便利です。


まさかとは思いましたが、お店に近づくにつれて見えてくる行列、、、!お店の前の階段から道に沿ってつづら折りの行列ができており、最後尾にはアテンドのお姉さんが看板を持って立っておられました。


何の列かというと、食パンを買い求める行列です。そう、食パン!

店頭販売(テイクアウト)の方は上記のように、行列必須、売り切れ御免が日常とのことですが、
レストラン・カフェ(イートイン)の方はタイミングが良かったのか、すんなり入れて、すんなり注文。たまごサンドと、BLTサンドを注文しました。ポテトチップとピクルスが付いてきます。


食パンのお店だもの、パンが、、、おいしい。BLTサンドは焼いてカリッと、たまごサンド
は生でふんわりもちっと。これは一斤お土産に欲しくなっちゃうね。




他に気になったメニューは、食パン食べ比べセット。パン焼き機を選ばせてもらえて、自分のテーブルでトーストします。選べるパン焼き機がかなりの種類があって、パン焼き機がオシャレで、、、他の人が注文したのを恐れ多くもガン見してしまいました('◇')

食パン食べ比べセット、斬新かつ画期的なメニューです、さすが銀座の一等地。




順番前後しますが、午前中は墨田区をうろうろしていました。
以前から行きたかった念願の、、、
すみだ北斎美術館


錦糸町から墨田区バスが出ているので、美術館前で降りるとすぐ目の前です。
最近何かと話題の相撲界の舞台、両国駅からも歩いてすぐです。


空間的に何か不思議な建物で、北斎さんもご自身の美術館になっているこの建物を見て、きっとビックリするに違いないと思います。


常設展示だけでもしっかりと楽しめ、作品を年代別・シリーズごとにわかりやすくまとめられていました。タッチパネルが各所にあって、北斎の絵画手習いを楽しみながら体験することもできます♪
日本が誇る北斎先生を詳しく学べるのはここ!



お土産は、コーヒーの激戦区・墨田区で珈琲店を営むすみだ珈琲さんの、ドリップセット。実はすみだ珈琲さんには以前飲みに行ったことがあり、今回も行ってみたのですが、お休みでした、、、。というのも、すみだ珈琲の店長さんが、本日、すみだ北斎美術館の一日館長だったのです!!!(えぇぇぇぇぇぇ)
オリジナルブレンド、東ティモール、インドネシア、エチオピア、グアテマラ の5種類入っています。パッケージもかっこいい!
今度はお店に再訪したいと思います!
長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました。

2018年1月14日日曜日

江ノ電コンプ、鳩三郎との出会い

ちょっとした目的があって、関東遠征一日目。
鳩サブレーと言ったら鎌倉。鎌倉と言ったら江ノ電。

いざ鎌倉、いざ乗らん江ノ電!
鳩サブレーみたいな(☜これね、写真はチャームで、実物に酷似しすぎて食べれません!という注意書きがされていました)、鳩三郎を捕まえに、、、!

と、鎌倉に行って鳩三郎をゲットするみたいなことが目的みたいな冒頭になってしまいましたが、神奈川県民だった頃から鎌倉や小田原は何度も行っていて行き尽くしてもまだまだ楽しいことを見出せそうな土地なんです。

ぜひとも紹介したいところ、
なんですが、今日の真の目的は、、、


駅メモ(アプリ)でイベント開催中の江ノ電のスタンプラリーをコンプリートすること
なのです!!!

現在、映画とタイアップしていて、聖地巡礼さん多いかな?と思っていましたが、そうでもなくて安心しました。
何度か乗った江ノ電の思い出といえば、流行ったドラマの影響(?)だったり夏の湘南の海を一目見ようと、あの2両の電車がすし詰め状態な江ノ電。

真冬の湘南の海を見に、いざ鎌倉!


久しぶりの新幹線は京都駅から小田原駅で下車。↑
のぞみちゃんではなくて、今日はひかりちゃんです。小田原はお城が一昨年耐震工事を終え、綺麗になったそうなので行きたかったのですが、、、
今日のところは北条早雲さまに会うだけで我慢!

耐震性があって綺麗なお城も安全でいいのですが、前みたいな、天守閣ののぞき窓からダイレクトに太平洋の風が入ってくるような、そのままのお城も残っていてほしいなと思うのでした。(このご時世、安全性が第一なのかな)

小田原から東海道線で藤沢まで。途中、二宮あたりで 雪がかかった富士山が見えます。
湘南とはどこからどこまでを湘南と呼べるのだろうかという話に、何度もなったことがあるのですが、住民いわく、小田原二宮町は湘南ではなく、藤沢、大磯、平塚、鎌倉、葉山は湘南らしいです。西陣や、ならまち、みたいに行政名ではないので住民の意識的なものは大いにありますよね。

江ノ電への乗り方は大磯から湘南モノレール、小田急江ノ島線、と攻め方は色々ありどのルートで行くか考えるのも楽しいものです。


冬の真湘南の海!!荒れる太平洋、恐ろしい!
藤沢から鎌倉まで、ほとんどの駅区間で海を垣間見ることができます。
道路と並走しているこの付近は鎌倉高校前あたり。目の前に太平洋が開け、海と言えば身近な瀬戸内海しか知らない私にとってはこの荒波が恐怖でしかありませんでした!普通に車を運転している地元民、すごい。。。
リアルに、葛飾北斎の『神奈川沖浪裏』を連想したのですが、この次の日すみだ北斎美術館へ行く予定でございます。(次の記事予定)

ちなみに真冬の平日の江ノ電、かなり空いていて快適な乗車でした。平和にスタンプをゲットし、路線コンプリート。やっぱり湘南の繁忙期は真夏ですな。

軽く聖地巡礼できて楽しかったです!(そんな軽く言うもんじゃないけどね!)
『ピンポン』や『スラムダンク』『青い花』などファンはぜひ江ノ電に乗りましょう!
そんなこと言ってる私、上記2作品はよく知っているけれど、今上映中の『DESTINY 鎌倉ものがたり』を一切観ずに内容もあんまり知らずに来てすみませんでした。
ヘッドマークが映画とタイアップしていますよ!


マンホーラーによるマンホーラーのための企画(^O^)
鎌倉駅にしかないマンホールがあります!ぜひ見つけてみてくださいね!
超美麗。
普通バージョンは道によくあるんですが、『鎌』を無理やり丸に収めてる感があってなんか、かわいい!(^^)!



鎌倉まで来たら、鳩と仲良くなろう。

鳩サブレーを作っている会社、豊島屋さん。鳩サブレーという洋菓子がお店の代名詞になっていますね。元々和菓子を作っている菓子店なので、もちろん和菓子も売っていて、和菓子を基として和の要素を感じる洋菓子も近年始めたようです。(あくまでもルーツは和菓子)

その洋菓子部門がこちら。本店のほぼお向かいにあります。手土産になる洋菓子や、2階の喫茶でケーキを味わうこともできます!
鳩サブレー、だけじゃない!

本店のほうはもちのろん、和菓子屋の構え。かわいらしい要素もちらほら。
和菓子を買いたかったのですが、生ものなので都合買えませんでした…。次回は喫茶コーナーに行ってみたいですね。
鳩サブレーのほかにも、鎌倉には誇るべきたくさんのお土産があります。



お気に入りでありおすすめは、紅谷さんの『クルミっこ』
常に人気商品で品薄なんです。この日も完売でした。神奈川県内のデパ地下や新横浜駅で売ってはいるものの早く完売したり、お一人につき限定数が決められていたり、めぐり合えばラッキー的な存在です。

紅谷さんの菓子工場では、もちろん機械での生産ですが人の手でやらねばならないことは徹底していて、一つ一つ職人さんの手作業があるので、生産が追い付いていないそうです。(メディアの力っていうのもありますけどね)


魅力があるからこそ人が集まる鎌倉。華やかな映画やアニメの舞台での認知度以外にも、
江ノ電や江ノ電バス、地味かもしれないけれど、歴史と職人技の生きる鎌倉を散策してみては??絶品の生しらすや紫陽花など季節の便りにあわせてどうぞ!


2018年1月5日金曜日

1月の和菓子【亀屋良長】

全国各地で雪が舞うと囁かれる今日この頃。

今回のお話は和菓子のお話。日本の季節は2週間ごとに節気があり、和菓子も2週間ごとに季節を先取りして変わっていくものなのです。本心を申せば流行を追っかけたいのは山々なのですが、私が和菓子をレポするよりも季節の方が速度が速い、、、そう、前回和菓子レポをしたのはいつ頃だったでしょうか(/_;)創作和菓子は一期一会なので、その機会を失いたくないものです。


さて、冬ものの和菓子というと、“蒸し物”が増えてきます。(夏の水菓子系・葛や寒天はお休み。)蒸し物とは、薯蕷饅頭や黄身時雨など、蒸し器を使って仕上げるものを言います。


そこまで言っておきながら、


蒸し物を、、、食べよう!と思っていたのですが、、
年中有効自由題材の、きんとん姉さんにまたしても心惹かれ、きんとん製をチョイスしました。

そう、私の中で、きんとんを題材とするものは必然的に上位に来てしまうのだ・・・!!
(きんとんも蒸し物なんだけども)


きんとん製  菓子銘【薮柑子】←やぶこうじ、と読みます。

制作は亀屋良長さんの作です。

伝統と歴史がある中で、新しいことや、新しい商品に次々と挑戦するタイプの和菓子屋さんで、最近ではテキスタイルデザインのsousouさんとコラボして、京都のお土産コーナーにその素敵☆斬新な和菓子が仲よく並んでいます。

柔軟さが感じられる和菓子店で、京都の数ある和菓子店の中でも個性が光っていると思います。


今回のお菓子、【薮柑子】はお正月の縁起物の意味がありまして、この見た目、抽象的ではありますが何かの植物を思い浮かべることでしょう。


薮柑子とは、十両の別名です。冬に赤い実を付ける十両という植物。

(江戸時代から古典園芸植物として普及し、明治時代の庭木ブームでは、名のついたお高い苗木が1000万で取引されたとか。日本ではそんな縁起のよい庭木です。現在では40種の品種があるそう。)

この和菓子には、よい年を迎えられますようにという願いが込められているそうです。


よく見ていただきたいことがもう一つあるのですが、
てっぺんのキラキラにお気づきでしょか。

“寒氷”←かんごおりという、和菓子の原材料です。
雪や霜を連想させてくれますね。

柔らかい色合いの薯蕷きんとんの中に、白色が織り交じっているのにも、
緑を中和する優しさかな、と思ったり、アクセントの赤をドきつく見せないための優しさなのかな、と思ったり、私個人的には絶妙な色彩バランスが心にときめいた作品でした。

中はすっきりした粒あんで、芋の風味を感じるきんとん、甘すぎず柔らかなお味!


菓子皿やお抹茶茶碗も季節を感じさせられる一品です!

菓子皿は淵に紅白の縞模様、お茶碗は色変わりのモミジやイチョウや松葉を描いた「吹き寄せ」の絵付け。

吹き寄せ、とは落ち葉や枯葉を木枯らしが吹き寄せるの意味で、秋冬用の和菓子に「吹き寄せ」という干菓子の詰め合わせ商品もあるほどです。
この時期の和菓子店の店頭には、定番の吹き寄せが並んでいるはずですよ。
ひゅるり~ひゅるりらら~。




この日和菓子を頂いたのは京都駅ビルにある「京都茶寮」
気軽に、いろんな和菓子店の季節の生菓子が選べるのでおすすめです。和菓子屋さんに直接入るのに勇気がいる人はぜひこちらへ。
慣れてきたら和菓子屋さんへ!(←最終的にはこっちをおすすめするよ)



おまけ。

京都駅、実は屋外の一部で花壇に植え込みがあるんです。
ツバキやツワブキが咲いていました。癒しのプチスポットですよ。




以上、薮柑子のお話でした。
薮柑子は現在でも中国で生薬として使っているらしい。