2017年10月14日土曜日

10月の和菓子【笹屋伊織】+京都カフェ巡り【DRIP & DROP】

仲秋を過ぎ、お米や果物や山の実りがピークを迎えようとする今日この頃。
田んぼの端の彼岸花コスモスが鮮やかに目に映りますが、「りんどう」も秋を代表する草花です。りんどう竜胆と書きます。漢字だけ見ると、強そうですね。



和菓子の紹介記事が夏をすっとばして秋物になってしまいました(-_-;)
二週間ごとに書きたいものの、なかなか進まず・・・。

今回は、手軽に名店の和菓子が楽しめる駅ビルの京都茶寮にて、秋の和菓子をセレクトしました。どーん。


菓銘【五線譜におもいを】

東寺御用達の和菓子店、笹屋伊織さんの作品です。竜胆をモチーフにこの菓子銘。創作和菓子なので、想像力を働かせて味わいましょう。
想う人に曲を送るという内容でしょうか、それとも、想いながら作曲し想いを託そうとしているのでしょうか、
古典作品に、竜胆と曲の関係がある作品をモチーフにしているのでしょうか、
そうこう思索していると、おたまじゃくし(音符♪)のように見えてきました。

はい、そうなんです、解説によりますと、


「秋草のりんどうを音符に見立て、大切な人を思う切ない心模様を託しています。京菓子の伝統を踏まえながらも、創作のアイディアに進取の息吹を感じさせる一品です。」
とあります。想像を掻き立てていただけたでしょうか!(・o・)


















生地はこなし生地(練りきりの関西版です)、中は白こしあん、雄しべと葉の部分も表現されています。葉の部分が8分音符の旗を彷彿とさせ、さらに絶妙な黒文字(和菓子を食べるときに使う)の配置によって音符に見えてきたり・・・!

和菓子には「!」←これが大事です。

お茶碗の模様がというコラボにも驚かされますね。秋の二大コラボレーションです。今年は萩、見ないうちに散ってしまったなぁ。

竜胆は、秋に咲く釣り鐘型の青紫色のお花です。水田や溜め池周辺に生息しますが、群生せず、単体で咲き、農家さんにより定期的に草刈りがされることが多く近年では探すことも難しくなっているそうです。
(桔梗はすでに絶滅危惧種になっているので、竜胆も仲間入りする日が近いかもしれませんね。。)
漢方では、生薬のリュウタンとして使われたり、昔から日本人に馴染みのある草花ですね。

県の花では長野県、熊本県
市町村では鎌倉市の花。

ちなみに鎌倉にゆかりのある源氏の家紋が「笹竜胆紋」で、鎌倉市の市章なんです。

参考↓
鎌倉市のマンホール
駅舎がレトロでかわいいんです。このマンホールは駅前にだけあります!
鎌倉市の市章。笹竜胆。このとおりっ!
という、竜胆をモチーフにした季節の和菓子のお話でした。




ここからはB面
マンホール京都市。市章と御所車のマークが規則的に並んでいます。あんまり華美にしないところが京都らしいですね。ちなみにマイホームタウン三木は獅子の里なので、三つ子獅子のマンホールなんですよ!(写真が吹っ飛んでしまったのでまた撮り直さねば。)




7月ぐらいに、紹介してもらって行ったカフェ。
【DRIP&DROP    COFFEE SUPPLY】

三条富小路下がったところにあるホテルの地下部分にあります。この看板を見つけたら、コンクリートの、地下へ通じる階段があるのでドキドキしながら下りてみてください(・o・)

その日はカフェラテを注文して、ラテアートをしてもらいました。
クオリティーが高い!!クセがなく好みのエスプレッソとミルクでした。


ニューオープンの新しいお店なので、偵察の意味もあってかなり観察してしまいましたが要するに知る人ぞ知る人気店で、値段は少し高めだけども美味しい珈琲を出すお店でした。
ハイセンスな店内とスタッフさんがかーなりオシャレで、私なんかは一人ではすごく居づらかったけど、物販コーナー(お豆や珈琲器具や店のグッズ)は魅せ方や配置や小道具の使い方をしっかり学ばせてもらいました!こういう置き方使い方があるのかと。
 次回行ったら、日替わりの豆を選んでハンドドリップで落としてもらおうかな。
常時三種類のお豆があるそうで、グラムで購入もできますよ。



うどん脳さんに出演していただいて終わりにしたいと思います~。

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